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親指の付け根の痛み(和訳)

涼しくなったので、ウォーキングや体を動かす趣味を再開する方も多いと思いますが、猛暑の影響で筋・関節の潤滑成分が減少し、体がカチカチになっている可能性が高いです。運動の前後にストレッチを多めにしないと関節など傷めてしまうので、気を付けてくださいね。私も先日久しぶりに30分以上の有酸素運動をしたら、腰椎周りの筋肉が固くなっているのがわかり、そのうち股関節が痛みはじめたので、すぐにやめて、ストレッチ&筋膜リリースをしました。冬に向けて体をなるべく動かすのは大切ですが、痛みが出たらすぐに中止してストレッチに切り替えるのが良いかと思います。

さて、今日もNKTの和訳(飽きるまで細々やります)。

https://www.instagram.com/p/BntW1i4HBgN/?utm_source=ig_web_copy_link

親指の付け根に鋭い痛みがあった女性患者。彼女は最終的に、新しい玩具、親指で電源を押すタイプの手持ちチェーンソーの使い過ぎであることを認めた。電源を押すうちに、親指の付け根の関節を圧迫(圧縮)していた。

私が親指の関節を押し縮めると痛みが生じ、圧を抜くと彼女は微笑んだ。脳が関節圧縮という代償機構を用いたことで、親指の筋肉が弱くなっていた。それにより一時的に親指は安定したが、やがて痛みを生じさせてしまう。

NKT検査を用いて、弱くなった親指の伸筋群が、関節を圧縮することで代償していることが分かった。関節を減圧し、伸筋群をアクティベートした。

彼女の宿題は、親指が強くなったと感じるまでチェーンソーの利用を休止することである。

メモ

チェーンソーのボタンを、親指で押し続ける→ガタガタ振動するのを安定させるために、筋肉を使う代わりに付け根の関節が押し縮められた状態が続く→(文中にはないですが)関節内の循環の低下と、筋力低下による関節への負荷により痛みが出る。ということかと思います。このままチェーンソーを使い続けていたら、振動障害(白蝋病)になることもありそうです。

NKTの投稿を訳し始めてみて、アクティベート(=活性化?)という言葉がよく出てきますが、緊張を緩める時と手法が違うのかが気になります。鍼でいう補法なのか…瀉法的な鍼でもアクティベートされると思うし、このあたりはNKTやカイロもやっている鍼灸師の人に聞いてみたいです。

それにしても、チェーンソーをおもちゃにする女性像が浮かばない・・・。