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横隔神経の影響(和訳)

興味深いNKTの投稿があったので和訳します。15年も前の事故の影響が、長い時間をかけて内臓を含めた全身の不調を引き起こすことを、多くの人に知っていただきたいです。

https://www.instagram.com/p/Bqcl4ogHeHu/?utm_source=ig_web_copy_link

約15年前に自動車事故にあった新患。彼女は首、腰、膝、肩を負傷した。それ以来たくさんのゲップが出る上に、鋭い刺すような痛みが左肩の後ろにある。

胸郭におけるシートベルトの影響を見たい。彼女の場合、体を左に捻られた。私は、シートベルトで左の横隔膜と胃が圧迫されたと考えた。

NKTテストにより腹斜筋のアンバランス・・・右の外腹斜筋の過緊張(これが左肋骨の回旋を生じさせている)と右の内腹斜筋の不活性状態が示された。

外腹斜筋のリリースと、内腹斜筋の活性化を行った。それから横隔膜と胃のエリアをリリースした。ここが横隔神経とインピンジメントを起こしていたので、左肩の後ろの痛みを引き起こしていた。(横隔神経は頸椎C3-C5から出て下降していく。横隔神経が支配している部分の痛みは、しばしば体の他の部分に痛みにより引き起こされる。例えば左の横隔膜下膿瘍で、左肩の痛みを感じる。)ゲップもよくなるだろう。

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(毎度ながら誤訳があった場合は教えていただけると幸いです)

施術中に、解剖学的なイメージを使いつつ頸椎を調整していると、患者さんのお腹が緩んでキュルキュルと鳴ります。今まで横隔神経の走行や支配域をイメージしたことはなかったのですが、改めて調べてみると、頸椎から出た神経の枝は、横隔膜だけでなく、心膜、胸膜、腹膜(横隔膜の下部となる内臓側)も支配しており、これらのエリアの不調が首の痛みを引き起こす可能性があることも分かりました。・・・記事の通りですね。横隔膜が胃や肝臓と接している部分の違和感は普段から重視していましたが、より深くイメージしていくのに役立つ内容でした。