以前投稿したフランクリンメソッドですが、公式グッズとして「フランクリンボール」が販売されています。慢性腰痛の方にセルフケアグッズとしておすすめすると、皆さん「あ、これいい」とおっしゃるので、ご紹介します。
※当院での販売はしていません。

公式サイトの説明
『適度な柔らかさのあるボールです。
マッサージや筋肉の伸張的トレーニングなど、広範囲に用いることができます。
筋肉の深部に、軟組織を損傷させることなく働きかけられます。
センシティブな皮膚の方もお使いいただくことができます。 』
と公式サイトにあるように、「筋肉の深部に働きかける」「軟組織(筋肉や筋膜、腱、血管や神経など)を損傷させない」というのが良いです。一般的なストレッチは、浅い層の組織で痛みを感じてしまいやすいので、問題のある深いところを伸ばせなかったり、無理をすると傷めてしまうのが難点ですので、それをカバーしてくれます。
公式サイト以外に、ショッピングサイトでも購入できますが、割高ですね。
当院でおすすめしている方
当院では慢性的な腰痛や坐骨神経痛がある方にオススメしています。首肩や膝、足裏など色々使えますが、治療後の短い時間で使い方を伝えるには、腰回りの大きな筋肉が伝えやすいです。
スポーツ用品で販売されているのは、直径6センチ前後の小ぶりなものがほとんどで、フランクリンボールの魅力である
- 絶妙な大きさ(直径10センチ)
- 絶妙な弾力性
- 2個セット
に相当するような商品は、意外と見当たりませんでした。

片手におさまりきらないくらいのサイズ感です。
小さいものは、トリガーポイントと言って、コリの芯となるようなピンポイントの治療点が分かる方には良いのですが、分からない方には「固まった筋膜をリリースする」ほうが安全なので、ある程度の面積と柔軟性があるボールが理想です。体重をかけながら、じんわりと転がす使い方です。
意外な使い方として、上記写真のように片手で持ち、鼠蹊部や頭などを、ポンポンポンと軽くタップするだけで、筋膜が反応して緩んできます。
似たようなボールで個人的に試したのは、
- 子供のボール遊び用のゴムボール:ゴムが薄いので、体重に耐えられず、腰やお尻のしっかりした筋膜をリリースするには弾力が足りませんでした。
- ゴルフボール、テニスボール:弾力性がほぼなく小さいため、女性には痛いと思います。がっしりした男性には良さそうです。
- ヤムナボール:フランクリンメソッドとはまた別の「ヤムナ・メソッド」というエクササイズ用のボールです。フランクリンボールより2回りくらい大きく、1個のみで使用します。過去10回ほどレッスンを受けましたが、「ボール1つでここまでリリースできるんだなぁ」と実感できました。DVDとボールのセットが販売されていますので、動画で一連の使い方を知りたいという方におすすめです!
こうしたグッズはどうしても次第に使わなくなりがちなので、まずは身近に手に入る気軽なもので試してみるのが良いと思います。やってみて、使い方のコツがつかめないという場合は、治療時にお伝えします。
空気式のボールは時間が経つにつれ空気が抜けてしまうので、空気入れも一緒に購入した方が良いです。
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