先日、患者さんが書道展に出品されているとのことで、新国立美術館に見に行ってきました。
書道展は初めてで、どうやって楽しむのか分からず、最初は近くで見てみたり、遠くから見てみたり、ウロウロしていました。たまたま患者さんとお会いでき、患者さんの作品の書き下し文・日本語訳のメモをいただいて、
作者の背景も説明してもらい、
「そういう作者の気持ちも書体で表せたらと思って書いてみました」
「一文字に10分近くかけて書きます」
というお話を聴けました。説明がなければ1分で通り過ぎてしまうところを、長い間眺めていたくなりました。
作品そのもの以上に、それができるまでの過程にある、題材を選んだ意図・作品に乗せたい思い・こだわったところ・普段どんな作品を描いているのかなどを知ると、一気に味わいが変わる。そんな体験でした。
ちなみにその後も、なぜなぜ期の子供のように
「書道展ってどう楽しむんですか」
「この作品が一番を受賞したのってどういうところだと思いますか」
「紙が特殊な作品は、これとか絵が描いてありますけど、紙から作ってるんですか」
「美しい楷書と、アートみたいな作品を一緒に評価するのって難しくないですか、どういうことなんですかね」
「こうやって紙からはみ出ているのはアリなんですか?」
と、前のめりで患者さんを質問攻めにして、困らせたのでした。