土日は治療院をお休みさせていただき、オステオパシーのセミナーを受講してきました。腹腔内臓(主に消化器)を調整するテクニックです。前回4月から始まったシリーズの2回目で、急に難易度もスピードも上がったように感じて、ついていくのに必死でした。毎度自分の未熟さを感じますが、やはり内臓・人間の体は面白くて、解剖学の知識を道標にして自分の感覚を磨くことで視野が広がり、見えること・できることが増えるのは本当に面白いと思います。
内臓を整えると股関節の状態も改善する
初日は胃から小腸まで学んだのですが、2日目の朝起きて腰回し運動をしようとしたら、いつも出っ張っている大転子(太ももの付け根あたりの、横に骨が出ているところ)が平らなことに気付きました。ピラティスを1時間くらいしっかりやった後にそうなることが多いのですが、腹腔内臓の固着をリリースすることで、股関節の状態も変化することを実感できました。自覚がないだけで、腰や膝、その他の部分にも影響が出ていることも、理論的には想像できます。それから内臓系の実技の後はだいたいそうですが、2日間とも帰宅後と翌朝によくガスが出ました。
同級生と再会
会場で、鍼灸学校時代のクラスメイトに6年ぶりくらいに再会してびっくりしました。鍼灸からは少し離れていて、私より前からオステオパシーを学んでいたそうで、「スティル博士(オステオパシーの考案者)は、悪い部分にばかり注目してはいけないって言ってるんだよね。その意識が固定されちゃうから。いろんな治療って一生懸命悪いところを見つけて何とかしようとするけど、鍼灸って違うじゃない。改めて鍼灸ってすごいなって思ってる」みたいなことを話していて、なんか深いこと言ってる・・・と思いましたが、私のレベルが上がらないと実感できなさそうなので、静かに聴いていました。