ピラティススタジオに通っていた時、すごく説明がわかりやすい先生に習う機会があり、話をうかがったのがきっかけで知った「フランクリンメソッド」。体の構造や正しい動き(使い方)を楽しみながら学ぶのに非常に優れた方法だと感じています。
数年間が寿命の家電製品でさえ、最初は使い方を大まかに説明書を読んで理解すると思います。筋肉や関節や内臓は、私たちの生活を支えている道具として、生まれてから死ぬまで60年以上使うのに、説明書もなければ使い方を学ぶ機会もほとんどありません。せいぜい高校の生物学の授業まででしょうか。
体の不調が少しずつ出始める30代くらいまでの間に、全ての人がフランクリンメソッドのようなワークを受け、体の正しい仕組みと使い方を知ることができれば、スポーツ選手やダンサーだけでなく、私たち一般人が日常生活を送る上でも、大切な道具を長持ちさせることができる(医療費も削減できる)だろうな、と思います。
何度かワークショップに参加してみて、「曲げる、伸ばす」程度に大まかに捉えていた関節の動きも、小さな関節面などに意識を集中しながら動かすことで、違和感がなくなりスムーズに動くようになるのを体感できました。フランクリンメソッドの特徴の一つである「機能の体現が、機能を向上させる」を身をもって実感できます。正しい動きをイメージしながら動くことが、体を良い状態にもっていく・・・イメージを使う治療と同じ!ですね。
教科書という2次元の世界で学ぶ機能解剖学を、体を動かしながら立体的に体感していくのも非常に面白いです。身近にある色々な道具を使ってイメージを高める(イメジェリー)のも特徴的です。
フランクリンメソッドを学ぶことはあらゆる治療の土台にもなるので、時間を作ってまた学んでいきたいと思っています。
ワークショップの風景・・・
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