令和初日は、専門学校時代の同期の友人たちメインの練習会に参加してきました。学生当時、私だけ違うクラスでしたが、積聚治療などの繋がりで仲良くなり、卒業後にまたオステオパシーで繋がりました。同じ治療法(マニアックめなもの・・・)に興味を持つ人は、波長が合う気がします。
合間にヒモトレなんていうものを教えてもらったりしながら、各自練習しました。
私は先日受講したセミナーの内容を練習させてもらいました。3人連続で体を借りられて、かなり練習になりました。テクニックというよりは感覚を磨いていく練習のため、普段の治療の中ですぐに活かしていくことはできないので、じっくり練習させてもらわないとなかなか身に付きません。
開腹手術後3ヶ月ほどのメンバーがいて、その人だけ内臓や膜の動きが、今の私の感覚レベルでは「止まっている」と感じるほど小さくなっていました。私自身も過去に開腹しているので、開腹の影響は体感として実感しています。オステオパシーでは、傷ついた結合組織は瘢痕化し、その瘢痕は内臓のスムーズな動きを阻害し、後々いろいろな問題を生じさせることがある、と考えるので、傷跡にはかなり注目します。女性は婦人科疾患や出産時にお腹を切ることもあるので、術後のケアはしたほうがいいと思います。鍼灸ももちろんいいのですが、自分の経験上、術後すぐは服の上から優しく触れる程度で施術できるオステオパシーが良いと感じました。お腹を出したり触られるのが不安な時期でも、オステオパシー治療は安心して受けられました。今でも時々自分で瘢痕部に鍼やお灸をしていますが、中で内臓が動き出すのを感じます。
昨日の休みも友人と練習ができ、ようやく微細な動きを掴めるようになってきました。私は友人が勉強中の治療法(運動法や、長野式という鍼灸の流派)の練習台になりました。全然関係なさそうな場所に細い鍼を浅く刺すだけで首や肩が緩んでくるのを感じて、いつも「なんでそれで緩むの?!」「鍼ってすごいねー!」と鍼灸学生のようなことを言ってしまいます。他にも、苦戦している治療について「こうしてみたら?」など新しい視点をもらうこともできて、有意義な時間でした。