休業明けに来院されている方は薄々お気づきのこともあるかもしれませんが、微妙に治療を変えている部分があります。
どうしても来院数が若干減ってしまっている中で、治療時間に余裕を持たせられる今だからできることはなんだろう?と考え、「今までバタバタして諦めていたことを取り入れようキャンペーン」が始まっています。
その1つが、「点灸を使う」です。
直接もぐさをひねって、線香で火をつけるやり方のお灸です。今までは、せんねん灸のような台座灸タイプをメインに使っていて、点灸を使うのは冷えが強く、刺激にある程度強い方だけでした。
台座灸の良い点もたくさんあるのですが、休業期間中に自分の体で色々試してみて、やはり効果が持続するのは直接すえる方だなと実感しました。ただ直接肌に乗せると火傷のリスクが高まるので、熱を緩和するシールを使用することにしました。
受けた時の感覚としては、今までの台座灸とは全く別物です。1箇所あたり大体3〜5壮くらいすえますが、
ほわっと温かい >> チクっと熱がくる >> ズーンと熱が入る
のような感じだと思います。よりピンポイントで熱が入りますし、場合によっては経絡に沿って刺激が走ります。
患者さんの感受性や状態、その日の治療の組み立てによっては使わないこともありますが、点灸が始まった時は、その独特な感覚・効果を味わってみてください。