施術ではほぼ必ず(仰向けしかできない人以外)は、背骨の際とその周辺(経絡で言うと膀胱経)に刺激を入れます。手技のこともあれば鍼・お灸のこともあります。
背骨とその周辺を施術している時のイメージに非常に近く、素敵な動画を見つけたので紹介します。30秒ほどなので、よかったら見てみてください。
背骨周辺への刺激が脳・神経系・内臓を整えていくイメージです。背骨というと背中・腰をイメージですが、実際は耳の後ろの高さからお尻(仙骨・尾てい骨)までが「脊椎」というひとまとまりですので、首や仙骨を操作している時もこのようなイメージです。
全身はつながっているので、究極的にはどこからアプローチしても治療は可能となるのでしょうが、私の学んだこと・経験の中では、背骨とその周辺は非常に効率的に内臓や神経を整えることができるので、必ず使っています。
うつ伏せで背中の施術を受けている時、この動画のような流れをイメージして、なんとなく「詰まっているところが流れて、緩んで、全体が整っていくなあ〜」と思っていただくのはとても良いと思います。
患者さんに気功やピラティスをおすすめするのは、この重要な単位である背骨を「自分で動かして整える」ことができるからです。