今まで私が治療に携わり、「良い変化があった」との声がきけたもの、逆に半年以上治療をしても「期待される効果を出せない」と感じたものを以下に挙げました。
症状だけでなく病名も入っていますが、病名に惑わされず、何が本当にその症状を出しているか?を常に考えながら治療します。同じ病名でも、効果が出るものと、難しいものがあります。効果を保証する目的ではないことをご了承ください。
今後の症例によって、内容は随時変更していきます。
明確な症状・疾患名がある場合
記載がないものに関しても、原因・状態によっては効果が出る可能性がありますので、ご相談ください。
その他効果が期待できるもの
以下は、私個人が治療に携わった症例は現在ありませんが、治療の原理から効果が期待できるものや、同じ治療方法を用いている治療家の仲間が効果を出しているものです。一度ご相談ください。
- COPD
- チック症(トゥレット症候群)
- 子供の弱視
- アトピー
- うつ状態
- 慢性膵炎
効果が期待できないもの
今まで治療をしても変化が出せなかったもの、責任範囲の点で治療をお受けしていないものは以下です。
- 重度の統合失調症
- 巨大子宮筋腫を完全に無くすこと
- 重度の肥満の方の運動器症状(腰、膝)
- 長期にわたり薬を服用していることの副作用
治療回数
何回で良くなるか?というのはお答えできるのが理想的なのですが、生活習慣・どれだけ長期間その状態だったか・患者さんの回復力・治療頻度により変わるため一概に言えません。まずはあまり間をあけずに3〜5回を目安に受けていただき、こちらの説明とご自身の体感に基づいて、続けるか判断していただくようにしています。
「よくなるかも分からないのに3回も受けなければいけないの?」と感じると思います(私も患者の立場の時はずっとそう思っていました)。ですが、当院の治療は、手術や薬のように「症状を取る」のが目的ではなく、「症状が取れやすい状態に体を整えるもの」であると、考え方を変えていただければと思います。3回で変化を感じられず当院の治療を終了したとしても、何もしなかった場合と比べて確実に良い方向を向いています。体の視点から見れば、完全に無駄だったということはないような治療をしています。主訴が変化しなくても、それ以外の気になる症状が変化していくかどうかが、目安になります。
主訴の変化を自覚できなければ意味がないというのももっともですので、少しでも良い変化を感じていけるように勉強・検証しています。
注意点として、アンバランスな状態で長期間過ごしていた体を少しずつほどき、立て直していくことになりますので、一時的に症状を強く感じたり、今まで気にならなかった部分が気になってくることが30〜40%程度の方で起こります。来院時にご説明しますが、そのような可能性があることをご了承ください。
メンテナンスにも
明確な痛みや症状がない時も、メンテナンスとして1ヶ月〜2ヶ月に1回程度来院していただいている方もいます。自覚がなくても中年期に入れば必ずどこかに負担がかかっていて、10代の頃のように寝れば回復するといったことも難しくなります。「肩だけだと思ってたけど腰も結構こってるのね」と、触れられて初めて自覚される方はとても多く、そういったものを放置しないことが大切です。
お子さんを見るようになってからは、自覚がない・訴える言葉を持っていないだけで、子供でも1ヶ月〜2ヶ月に1回でも体のアンバランスを整える必要を感じています。成長期であることを考えると、大人以上に、排泄・免疫機能を整えることが大切と言えるかもしれません。
同じ治療者が長期的に変化を観察することで、体質や体の癖をとらえやすくなり、急な不調が出た時にも普段の積み重ねがあるので比較的早く改善します。
髪を切ったり歯医者に定期検診に行くような感覚で、身体もメンテナンスしていただきたいと強く思っています。