やっと夜は虫の声が聴こえていますが、まだまだ暑さは続きますね。8月も、静かに暑さに耐え忍ぶ1ヶ月でした。
暑さでやたら疲れるのはなぜ?
「暑い季節は、体温調節で内臓が酷使されるので、疲労する」ということは、今までこのブログや施術の際に説明してきましたが、もう1つ生理学的な原因がありました。「紫外線を浴びると、脳内で活性酸素が大量に作られる」です。
活性酸素は過剰になると細胞を傷付けたり、老化の原因となります。この活性酸素が脳内で大量に作られることで、
- 脳の神経細胞が強く刺激され、自律神経のバランスが乱れる
- 身体の筋細胞も疲労する
といったことが起きます。特に激しい運動をしていなくても、日光を浴びた日はやたら疲れたり、眠くなったり、食欲が落ちる方が多い理由として納得できます。
全く日光を浴びないとビタミンDが生成されないので良くないですが、長時間紫外線を浴び過ぎないように、日傘や帽子だけでなくサングラスが必要な時代かもしれません。皮膚だけでなく目からも紫外線は取り込まれます。
過剰な活性酸素に対する対策は、「しっかり睡眠を取る、適度な運動、揚げ物・お酒・タバコを控える」と、まあいつも通りの基本的な話です。結局、健康の基本はシンプルなことです・・・。
8月は夜の気功講座
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8月は会場の都合で、初めての夜開催でした。夜の和室での気功は、田舎の親戚の家に遊びに行って、寝る前にみんなでワイワイ遊んでいるような、不思議な感覚になりました。
質問タイムに「命門を開くというのがちゃんとできているのか分からなくて・・・」という声がありました。先生の回答は「(静止した姿勢で)今これでできている?って確認するよりは、動きながらできているかを確認してくのが分かりやすいかも」。止まった姿勢で型通りにできていても、いざ動いたり、人に抵抗力をかけられるとすぐに力が入って崩れてしまうのは、気功太極拳ではあるあるです。型どおりの姿勢を作る→動きながら・人と気を交わしながら確認する→型を再調整、の繰り返しです。一人では磨いていけない部分があるので、やはり月1程度は集まって練習する時間が大事だなと思いました。
人生初の整形外科でのリハビリ受療
6月にかなりハードにスクワットをするジムのクラスに何度か出ていました。その時は大丈夫だったのですが、恐らくその後くらいから、微妙な股関節の痛みが続くようになってしまいました。オステオパシー施術を受けたり自分で鍼をしつつ、7月末に念のため近所の整形外科に行き、レントゲンを撮ってもらいました。骨には問題はなかったので「良かった、あとはこのままオステオパシーと鍼灸で・・・」と思っていたら、予想外に先生から「リハビリしてみる?」と言われました。思い返しても理学療法を受けたことはないし、患者さん側を体験できる貴重な機会にもなるので、予約して8月に通い始めました。予約制で1人30分。しっかり時間確保してもらえる病院でした(大体20分程度の病院が多いようです)。
担当の理学療法士(PT)の方が、歩行や色々な動作をチェックして、問題と思われる部分を洗い出し、リリースしたり抵抗運動をして、最後に自宅でのストレッチなどを教えてくださる流れでした。私は最終的に、2回半(初診時は予約をしていないので、隙間時間で20分くらい体験)で、大分落ち着いてきたので終了となりました。
徒手検査や動作確認や触診で、痛みを起こしている筋肉を手早く絞っていくのは、やはり筋骨格のプロだなすごいなーと感じました。担当制で同じ方に30分しっかり診てもらえる満足感もありました。これくらいしっかり診て指導もしてもらえる整形外科が治療院の近くにあれば、理学療法が適している患者さんにお勧めできるのですが。自分がかかってみないことには分からないので難しいです。
窓口負担は1回2100円くらいでした。もし保険が効かず10割負担なら30分で7000円。当院の約1時間の施術と同額です。自分が提供している自費鍼灸の立ち位置を改めて考える良い機会にもなりました。
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