自粛生活による体の変化など

緊急事態宣言が解除され、久しぶりに来院される方のほとんどに共通しているのが、以下の印の付いた場所の気の滞り(緑色)、凝り(赤色)です。

自宅でのリモートワーク、運動不足で前かがみ姿勢になり、通常より強く内臓が下に引き下げられているようです。また、漠然とした不安感によるものだと思いますが、胸骨のあたりで気が詰まっていることが多いのも今回の特徴だと思います。

私は映像などの刺激に心身が影響されやすいので、ニュースで気管挿管の処置をされている人たちの映像などを見たり、感染者数が右肩上がりで増えていた時期などは、喉や胸で気が詰まるのを感じて、度々自分で鍼やお灸をしていました。もし同じようなタイプの方がそれを放置していたら、呼吸がしにくかったり、首肩が張ってきたり、不安感が強く出ているかもしれません。

セルフケアとしては、静かに横になって、緑色の印の所に手をあてて深呼吸していると楽になることもあります。自分が癒されると感じる色の光が手のひらを通じて入っていくイメージをするのも良いです。お腹がグルグル言い出すのは良い兆候です。イメージしにくい場合は弱めのお灸や米ぬかカイロで温めてから行うと効率的です。お子さんにも、イライラしていたり調子が悪そうなときにやってあげてください。

消化器が引き下げられていると赤色の所が縮んで固くなります。当院に通院中でお灸をお持ちの方で、「胃腸がスッキリしない、首肩が凝る」という場合は、足三里、手三里、太衝に週5日ほど(3日やったら1日休むくらいのペースで)お灸をしてみてください。

肩や胸が丸まっていると気の停滞を助長しますので、胸と首を開くようなストレッチはとても有効です。リンク:バンザイ胸開きストレッチ(日経グッデイ)

不調がぎっくり腰や鈍い腰痛として出ている方もいらっしゃいます。こちらは腎臓(感情で言うと恐れなどで反応が出やすい)が固くなっているケースが多いです。こちらもお灸や、腎回しなどの体操が有効です。来院時にご相談ください。

秋冬に向け脾胃の力(消化機能)を高めておく

休業している間に何か情報を投稿できればとも思いましたが、今回は専門家でも状況が分からず、誰でも情報が発信できることで色々な情報が交錯する中で、施術でフォローできない状態・私自身が不安を抱えた状態で情報提供をするのはやめようと決めていました。相手を見ずに「〇〇をすると良い」といった情報を流すことは、あまりに一方通行のように思えました。

そんな中、漢方医の先生がオンラインセミナーを開催されていたことを先輩鍼灸師の方から聞き、あとから録画で勉強させてもらうことができました。情報を冷静に分析し、「予防として漢方の〇〇を飲むことの危険性」や「しっかり望診等をして診立てた上で治療内容を決めることの重要性」などのお話しをされており、医療者としての姿勢に感動してしまいました。

その講座でも、今回の感染症を重症化させないためには「脾胃(消化器)の機能を高める」ことが有効であると、実際に感染した患者さんの舌の画像を出しながら解説されていました。これから暑くなって冷たいものを摂りすぎたり、沢山汗をかくことで脾胃・腎臓に負担が掛かり、その影響はウイルスが活性化する秋冬と重なる可能性があります。セルフケアをしながら、不安なく来院できる方は是非、月1,2回いらしていただきたいなと思っています。休業期間中も、毎週または隔週の治療が必要な方のみ施術をしていましたが、その方達には冒頭で書いた気の詰まりはほとんど見られませんでした。定期的なメンテナンスは非常に有効であると実感しています。