車の運転での疲労
仕事で長時間車を運転する患者さん達は、頭(頭の筋肉、内側の硬膜、それから恐らく脳内、目)に独特の緊張がありますね。同じ姿勢・事故を起こさないよう神経を使う・目を使う・渋滞などでイライラする…考えてみると、運転はパソコン作業より負担がかかるかもしれません。景色が変わる点はマシでしょうか。施術前に患者さんの頭を持ち上げて重さをチェックするとずっしり重いのですが、頭蓋骨を含めた全身を施術した後にチェックすると、断然軽くなっています。逆に施術後も重さがあまり変わらない場合は、根が深い(追突されたことが複数回あるなど)・内臓に問題があることなどが考えられます。
感想として多いのは
- 目が楽になった(視界が広がった、明るい、よく見える)
- 腰が伸びた
- 呼吸が楽になった
- こんなに疲れていると思わなかった
といったものです。疲労が日常化・慢性化していて、なかなか自覚できないのも特徴の1つかもしません。
車をよく運転する方には是非、月1回程度のメンテナンスをおすすめしたいです。旅行などで長時間運転された後にもおすすめです。手技メインで鍼なし・刺さない鍼使用でも効果はありますが、やはり鍼を使った方が効果が出やすいです。
セルフケアとしては、運転後には15分くらいかけて全身色々な方向に伸びをする、耳周りの筋肉(側頭筋)を指の腹でマッサージする、首の後ろ(後頭下筋群)をストレッチすることをおすすめします。運転する仕事で睡眠時間が短い方は、事故など起こさないためにも、健康にはかなり気をつけていただきたいなあと感じています。
脳の運動制御機構(和訳)
本日のNKT和訳。脳のイラストがあったので訳してみましたが、ブログの紹介文で短めでした。
https://www.instagram.com/p/Bnq3XUSHQPQ/?utm_source=ig_web_copy_link
モーターコントロール(運動制御)は、身体運動を組織する脳の能力である。そのほとんどは、脳細胞の半分を含んでいる小脳に存在する。身体が、運動のために脳のそれほど大部分を使っているのであれば、それがどれだけ身体に影響を与えているか理解することは、リハビリにおいて極めて重要である。このことについて数年前に書いたブログがこちら。
https://neurokinetictherapy.com/neurokinetic-therapy-and-motor-control
(こちらはそのうち訳してみたいと思います)