この1年ほど開業準備などでお休みしていた気功練習会を久しぶりに開催しました。毎度、先生(ガイド)は当サイトにコメントも寄せていただいている内科・精神科医のS先生です。屋外でやると自然の気を感じてとても気持ちがいいのですが、この季節はさすがに室内です。
自分のためのメモとして、また、こんな練習をして治療に生かしているという紹介のために記事にしたいと思います。
上の画像に書いてあるのは、気功や東洋医学や武道などを学んでいると普通の言葉ばかりですが、怪しげだったらすみません…。
丹田を軸に
今回の練習では、「丹田(臍下にある気のセンター)」を中心(軸)にして動くことが1つのテーマでした。以前記事にした「腎」を中心にすることもあります。
言葉で説明されて、どれだけ頭で「なるほど!」と理解したつもりでも、実際に動くと思ったようにはいかず、悔しいです。でもそうして体の感覚に集中することで、眠っている脳や体内の感覚が目覚る感じがあります。目覚めた感覚を継続して養うのは日々の個人での練習しかないのですが、私はサボりがちです。そして体調が悪くなります。
それを見透かされたかのように、先生に「自分の軸がぶれた状態で治療をすると、弱っている患者さんの気を受けて自分が体調悪くなったりしてしまうからね」と言われて、この1年軸作りを怠っていたことを反省・・・。
気を感じること
「気を感じる」練習では、「気を吸収して感じようとせず、自分の気が広がる感覚の中で感じる」というコツをおしえていただけました。私は吸収モードで感じているので、人混みに行った後や治療の後にぐったりすることがちらほらあるんだなと気付きました。患者さんでも、共感性が高い印象の方は、原因不明の疲労感や内臓疲労を訴えることが多いのですが、吸収モードで生活しているのかもしれません。
最後は「観音沐浴」という気功をして終わりました。室内に白く柔らかい光が溢れる感じで気持ちよく、スッキリしました。これが気功の好きなところの1つです。
気功をしていると、誰々と「気が合う」というのは本当に、自分と相手の、体内外を巡る「気」が合う、ということなんだなと感じます。何も言葉を交わしていないのに、居心地のいい相手もいれば、居心地の悪い人もいますよね。似たような雰囲気の人と仲良くなりやすいのはそういったことなんだろうと思います。人だけでなく、身に付けるものや、場所(空間)の好みというのも同じことでしょうね。
気功教室企画中です
とりとめもなく書きましたが、当院に通っていただいている患者さんやそのご家族向けに、気功体操教室を企画中です。と言っても、上に書いたようなマニアックなことはしません。
日々身体を見ていると、多くの方が背骨が固まっていて、それによって首・肩・腰・膝・内臓と色々なところに影響を及ぼしているのを感じます。ですので、背骨を柔軟にする体操をまず知っていただきたいです。それから、以前書いた「腎を養う」ための方法などもお伝えしたいです。
実際に身体を動かすことで、これだけでここまで変わるんだ、という心地よさを一緒に感じていければいいなと思います。
具体的なことは決まり次第、患者さんには先行して告知しますので、ご興味のある方は心に留めておいてください。
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