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オステオパシー勉強会(2022年4月 第3週)

先週は投稿できませんでしたが、先週のテーマも腎臓で、下肢をよりダイナミックに使う方法の練習でした。この勉強会に参加させていただくようになりもうすぐ3年になり、同じ内容が巡ってくることも出てきましたが、1年目の頃は知識的にも感覚的にもただただ「????」だったことが少しずつ理解できて感じ取れるようになっています。あと10年早く学んでいたらもっと素早く吸収できただろうなと思いますが、脳が衰えないように今後も勉強は続けていきたいです。

今週は、久しぶりに頭蓋でした。構成する骨の連携の複雑さ、それもほぼ触れられないためイメージの世界なので難しいですが、面白いので大好きなジャンルです。今回のテーマは「後頭骨」で、出生時にかかる圧ストレスを再現することで、頭蓋を整える方法を学びました。

生まれる前、お腹の中でどちらを向いていたかで、どの方向に圧迫がかかり続けているかが変わります。

第一胎向なら左側、第二胎向なら右側の後側頭泉門が潰れやすいです。

そして分娩時は狭い骨盤を通って出てくるので最も圧がかかります。動画の30秒目くらいから、頚椎の強い伸展(首を反らせる動き)が起きながら、頭蓋が細長く歪んだのち、また90度回旋しながら出てきてきます。

今回は、環椎後頭関節(AO関節;Atlanto-occipital joint)と後側頭泉門に対してこの動きを再現するようなアプローチです。

大後頭孔のきわに指をかけて牽引する一般的な方法ではなかなか難しいとのことで、頭頂乳突縫合も同時に利用する方法を教えていただきました。

実際の臨床でも上部頸椎に問題がある方は多く、鍼でしかアプローチできないのが悩ましかったのですが、これであれば乳幼児でもソフトに施術できます。前々回にシェアしていただいた、アーバックルD.Oの書籍の和訳も読み進めながら、出生時外傷に対応できるようになりたいです。