2025年6月から、週1回(基本的に木曜日)の施術を担当いたします竹田です。よろしくお願いいたします。
院長より:元々当院に通っていて、同じ鍼灸学校に入学・卒業して鍼灸師になったご縁で、施術を担当してもらうことになりました(1年間の準備期間などについてはこちら)。
以下、自己紹介を記載いたしました。これからどうぞよろしくお願いいたします。
鍼灸師になるまで
幼少期からピアノを習い始め、中学卒業まで続けていました。決して運動が苦手だったわけではないのですが、部活動も手芸部に美術部と、とくにかく、手先を使って何かをすることが好きだったように思います。
おばあちゃん子だった私は、祖母が家族にお灸をしている姿を見て育ちました。独学でツボを学んでいたようですが、無意識ながら影響を受けていたのかもしれません。
社会人になってからは、IT企業に就職し、デスクワークの日々が始まりました。頭痛や生理痛が辛くて鎮痛剤を飲み始めたのもこの頃からでした。しかし、健康診断の結果だけは非常に良かったので、自分は健康だと思っていました。痛みは一時的なもので、薬を飲んでおけば大丈夫くらいに思って過ごしていました。そして、気付けば、鎮痛剤をサプリメントのように服用するようになっていました。
今になって思い返すと、痛み以外にも、生理不順やめまい、便秘など、体は様々なサインを出してくれていたのですが、当時の私はそのことを気に留めず過ごしてしまっていました。
鍼灸との出会い
30代のある日、朝起きると、首に激しい痛みを感じました。その時は寝違えたのかと思い、そのまま1週間ほど過ごしましたが、症状は治るどころか、さらに悪化し、腕を上げることも、首を動かすことも困難になってしまいました。さすがに不安になり、病院に行きました。原因は、ストレートネックの悪化でした。ストレートネックは完治することはできないので、悪化させないために、定期的にメンテナンスすることが必要だと、整体を薦められました。
しばらくの間、病院から処方された薬と整体で治療を続けてみましたが、薬が切れてしまうと痛みが戻ってしまい、大きな改善は感じられずにいました。
そこで、職場の先輩に紹介されたのが、鍼灸でした。
物は試しと思って検索して辿り着いたのが、こちらのサンフォレスト治療院でした。初めての鍼灸は不思議な体験でした。施術後、生理前のいつもの不調を感じることもなく、突然生理がきました。いつもは鎮痛剤がないと仕事に行けないくらい辛いのに、全く痛みを感じませんでした。本当に驚きました。一番の悩みだった、首の痛みもかなり軽減され、鎮痛剤の量は以前とは比べものにならないくらい減りました。何がどうなったのかはわからないものの、明らかに体にいい変化をもたらしてくれたのは鍼灸です。
東洋医学・鍼灸の世界へ
その後、自宅でも、東洋医学に関する本を読むようになり、お灸やシール鍼を試しているうちに、東洋医学・鍼灸について本格的に学んでみたいという想いが日増しに強くなり、鍼灸学校に入学しました。
学生時代は、刺さない鍼(接触鍼)から刺激が強めな鍼まで、とにかく様々な治療に触れ、自分がどのような治療をしていきたいのか模索する日々でした。
同時に学生期間中に鍼灸治療や東洋医学的な養生を取り入れることで、私自身がどれだけ体質改善できるかということにも取り組んでいました。養生に関しては、色々試した中で特に変化を感じられたのは、冷やさないことと食事改善(パンや麺類など小麦の摂取量を減らすこと)でした。しばらく続けていると、以前よりも疲れにくくなり、鎮痛剤の服用もさらに減り、卒業する頃には鎮痛剤がなくても生活できるようになっていました。
資格取得後から現在まで
卒業後は、院内施術に加え、通院が困難な方への訪問施術も行なっている治療院で働いています。患者さんは、20代から80代の方まで幅広く担当させてもらっています。
知識や技術を学び続けることはもちろんですが、やはり、治療する側の私自身が心身共にいい状態でいなければ、いい治療はできないと思い、この仕事を始めてからは、体の使い方や心と体を整えることなど、より一層自分の体と向き合う時間を大切にするようになりました。
今回このようなご縁をいただき、ありがたく思っています。(この道を志そうと決めた頃の私に教えてあげたいです。)
まだまだ駆け出しの身ではありますが、この1年準備をしてまいりました。鍼灸の心地よさをひとりでも多くの方に感じていただけたら嬉しいです。これからどうぞよろしくお願いいたします。