気功仲間でもあり、鍼灸にご理解がある内科医の先生にインタビューしました。鍼灸を受けようか迷っている方の参考になれば幸いです。

なるほど。自律神経のバランスを整えるというのは、鍼灸の得意分野ですね。便秘に関しては、器質的・機能的と色々原因が考えられるので鍼灸だけでは難しいことが確かにあるように感じます。
実際に先生が鍼灸を受ける中で、良いなと思っていただいている点はありますか。
先生:1時間以上かけて施術を受けることで、リラックスできるというのは大きいですね。病院の保険診療では、一人一人にかけられる時間は短くなりがちので、どうしても検査中心の診察になってしまいます。それで原因不明と言われてしまった方には、こうして全身をみてもらえて、どこにひずみがあるか調べながら施術を受けられるというのは良いと思います。
今回は鍼灸だけでなく、初めて内臓矯正というのも組み合わせてやってもらって、相乗効果という感じがあって良かったです。凝りとか詰まっているような感じは、意外と自分では分からなくて、触られて初めて分かることもあるので、そういう気付きが得られるのも良いと思います。
逆に、病院に行くべき症状というのもありますよね。鍼灸師として有名なところだと、左肩や左腕の痛みが狭心症のサイン、とか。そういった判断ができるようには、ドクター主催の勉強会に出席するなどして、勉強していますが。
お医者さんでも、そうなのですね。
少し話は変わりますが、先生が主催する健康教室でも気功や太極拳を指導されていて、私も時々参加しています。鍼灸も気功・太極拳も同じように『気』を意識するものとして、相性がとても良いように感じています。
※先生のサイトはこちら(URL)
実は僕も気功を始めたのは、昔初めて鍼灸を受けてからなんです。その時に身体に気が満ちていくのをしっかり体感したんですよね。だから、気を感じる体験の入口として、鍼灸は良いかもしれないですね。
そうだったんですね、すごい鍼灸師の方だったんでしょうね。
最後に、鍼灸を受けようか迷っている方・・・多分、痛いんじゃないかとか、何をされるか分からなくて不安な多いと思うのですが。そういった方たちが安心できるようなコメントがありましたら、お聞かせ下さい。
ありがとうございます。不安な点などは予診票に書く欄もありますし、口頭で言っていただいても大丈夫ですので。
先生、本日はありがとうございました。