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いろいろ練習

  • 2019年1月19日
  • 2021年2月10日
  • 勉強会

抵抗運動による治療

休日に、新しい治療メソッドを勉強している友人の練習台になってきました。筋力低下による体の不調を、関節やその周囲の筋を効率的に鍛えて改善していく方法で、理学療法士の方が考案されたものだそうです。

時々投稿している英文和訳の中でよく出てくる「under active(筋力低下)」の状態は、私が普段見せていただいているような「凝りや痛み」(over active状態)を主訴とする患者さんの体でも、部分的に感じることはとても多いです。鍼も手技も、凝った筋肉を緩めるのは得意ですが、元気のない筋肉を活性化(activate,促通)するには、筋トレしかないのか、治療時間内で効果の出る方法は何だろうと以前から考えていました。友人は歩行困難な高齢者への施術もしているので、私以上にその必要性を感じているのかと思います。

実際に受けてみると、まさにunder active問題を解決する直接的な(リハビリっぽい)方法で、状態によってはその場ですぐ変化が出るのが面白かったです。受けている感覚として、筋力をつけるというよりは、目的の筋肉を使うための脳〜筋肉間の回路を活性化しているように感じました。とはいえ「100%の力でやってー」と言われて全力を出し、数分の抵抗運動でも翌日にはしっかり筋肉痛が出たので、筋トレ要素も十分ありますね・・・。
自分では気付けない、筋力低下している意外な部分が判明するのも面白かったです(手を使う仕事をしているのに前腕の屈筋が弱いってどうなんだろうと思いました)。余程筋肉に詳しくて感覚も優れていないと、絶対に自分では気付けないです。やはりセルフメンテナンスだけではなく、他者の視点も大事だと感じました。今後も練習台になりながらエッセンスだけでも学ばせてもらおうと思います。

練習の後に少し体を緩めてもらい、そのまま毎月恒例の気功練習へ。

今月の気功練習

今回は板書少なめで、いつも以上に意味不明ですが(笑)、文字ばかりでつまらないので画像も載せておきます。

施術中に自分の体を守るコツを、新しいキーワードを交えて教えてもらいました。翌日の仕事からやってみていますが、全体を一歩引いた俯瞰で見られる感じがしています。忘れているときは意識が前のめりになって視野が狭いエリアに集中しているのがよく分かります。

どんな動作でも使える方法なので、人の心や体に触れる仕事をしていて、具合が悪くなってしまいやすい全ての人に知ってほしい!と思います。

家族・友人への治療

話の中で、「家族とか友達の治療は、自分ではやらずに、他の治療家を紹介した方がいい」というのが出てきました。学生時代に勉強していた治療院の先生も、「友達の治療はやらない方がいいぞ」とおっしゃっていて、当時は「えー、せっかくこの仕事しているんだから友達楽にしてあげたいじゃん・・・」と思っていましたが、実際仕事をするようになり、重い相談もされるようになると徐々にその意味が分かってきたこの頃です。日常生活での使い過ぎなどのちょっとした痛みや疲労の解消であればいいのですが、深刻な症状や原因不明・長引くものに関しては、難しいです。私自身、心身がかなり辛かったときに知り合いの治療を受けに行き、プライベートや普段の性格を知っているからこその言葉に余計に辛くなり、それからは、心に余裕がなくなっている時は知り合いの施術を受けるのはやめました。そういう時は、全く無関係な人に、適切な料金を払ってお願いするのが一番いいと感じています。

つい最近、臨床心理士の方も「心の問題も、家族や友達の治療は本当に難しいんですよ。頼まれたら、誰かを紹介した方がいいですね。」とおっしゃっていて、心身に一歩踏み込んで関わる仕事では鉄則なのだなと感じています。

なんだか気功とは関係ない話のようになってしまいましたが、先に書いた「俯瞰でみること」、引いてはエネルギー(意識)の方向性に関して、繋がっている話です。

文字ばかりでつまらない投稿になってしまいました。写真や画像も程よく入れていきたいのですが、それだけでも時間がかかってしまうのが悩ましいです。