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２０年以上ぶりの再会
７月に偶然、大学時代の合気道部で指導していただいていた師範のごく最近の演武動画が上がっているのを目にしました。お変わりなくてちょっと泣きそうになりつつ、「８０代でも現役！」とびっくりして、同期にLINEをしました。
「懐かしいね、昔はうちらも先生の受身取れてたんだよね。今やったら即骨折だよね！」と懐かしみました。その翌日、家に「合気道部創立６０周年記念式典」のお知らせが届いたので、またびっくり。同期とのやりとりがなかったら完全にスルーしていたと思いますが、「先生も招待されているみたいだから、せっかくなので参加してみようか」ということになりました。それが今月だったので行ってきました。
会場で同期や先輩後輩、師範にお会いして言葉を交わすうちに、どんどん当時の記憶と感情が蘇ってきました。合気道は大好きで楽しかったのですが、稽古や礼儀は厳しく、特に真夏の合宿は本当に苦しかったこと・・・。稽古以外にもいろいろな義務役割があって、引退した時は「やっと解放されたー！！さらばー！！！」という気持ちが大きかったのを思い出しました。そのまま合気道をやらずに２０年以上経ちましたが、鍼灸師を続けていること、気功が好きなことは、合気道と通じるところがあって、私は「気が繋がる感覚」が好きなのだなとじんわり感じました。色々表面的なことは変わりましたが、本質的なところは変わらないですね。
大勢の人が集まる場所は気疲れするので滅多に行かないですが、今回は行って良かったです。
「死んだ後、何によって憶えていてもらいたいですか」
今年の春から、後輩と練習会をしています。今月は「治療院の理念」を共有する時間を設けました。今までも自分の中にはありましたが、人と共有するには、ちゃんと言葉や図にして伝える必要があって、開業時より時間をかけて深く考えた気がします。世の中の有名な企業の理念や社是も見てみたり、今までやらなかったことをする良い機会になりました。
言葉にするにあたって、ある経営セミナーで提案された課題をいくつかやってみました。その中の１つの問いが、
「自分が死んだ後、何によって憶えていてもらいたいですか」
です。こんなこと普段考えませんよね。なかなか哲学的〜！な時間でした。それぞれ考えてきたのを発表したところ、２人とも根底は似たような性格なのが分かって面白かったです。
実技練習は、リンパ・バランシングの手技を。２０１８年に習ってからずっと使っているのですが、あまりメジャーではないので受ける側になることがほとんどありません。久しぶりにこの手技だけを受ける側になって、「やっぱりこれいいなー！」と思いました。リンパというと浮腫対策としてのリンパドレナージやエステなど、優しいマッサージのイメージがありますが、これは関節運動のようなモーションがメインで、リンパ還流の停滞を改善しながら痛みも改善できる、とても良いメソッドだと思います。後輩も「わー、これだけでも、鍼しなくても流れますねー」と。ぐいぐい強揉み希望の方がうちを選ぶことは恐らくないと思いますので、こういったソフトで微細ながらも変化を出せる手技を磨いていこうと思います。
９月の気功講座
今月も暑い中参加してくださった方々ありがとうございました。いつも先生とは事前に打ち合わせをして、大まかな内容を決めているのですが、毎回予定と違う内容になっていきます。その時その時の参加者に合わせていくとそうなるので、自然な流れではあるのですが、最初に「今日はこんなのやります」と言った内容を全くやらないで終わることもあって、参加者の皆さんを混乱させていたらすみません😅
薄氷の上を歩く
今回は、股関節をゆるめるのが難しいことが分かり、そこから股関節・膝関節・足首をゆるめる練習になっていきました。先生の説明では、「薄い氷の上を割らないように歩くイメージで」。私は初参加の方と組んで確認していたのですが、「あー今私、氷割れてます！完全に割れてます！」と言うので笑ってしまいました。
でも「氷があったら割れてしまうくらい踏ん張っている」と気付けるのが本当に大事で、無意識を意識にのぼらせることができたので花丸です。力が入っていることに自分で気付く→ゆるめる、の繰り返しです。いつも同じことを書いている気がしますが、大事なことなので何度でも言っていきます。
中丹田オープン
気功の基本は、丹田（下丹田）を充実させていくこと。それができてきたら、胸にある中丹田（ハートチャクラ）を活性化させていく、その練習もしました。
相手のことを見ていなくても、中丹田への意識・イメージだけで安定感が全く変わることが不思議すぎて、みなさん「ふーーーーむ・・・」と神妙な顔になりました。
さらに発展して、「家事をしながらちゃんと家族の話を聴く」「ネガティブなことばかり言う人のエネルギーに飲み込まれない」なんていうシチュエーションにも活かせるというのが面白かったです。
最後はみんなで輪になって、心地よい癒しの波動の空間を作って、それを先生が固定。その空間に入ると、無駄な力が抜け、普段ならイラッとすることがどうでもよくなる（思考にのぼってこなくなる）というワークも不思議でした。戦争をしている、しようとしている各国の代表には、この空間に入ってほしいものです。
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