今年最初のブログ投稿です。今年もよろしくお願いいたします。
私は年末年始に1年の目標をいくつか立てるのですが、皆さんはどうでしょうか。
コロナの状況が変化するのでモチベーションだけでは動けない時代ではありますが、是非、「健康に関する目標」を1つでも決めていただけたらと思います(良かったら来院時に聞かせてください)。
年末にその話をしたら、「うーん、あ、じゃあラジオ体操毎日やります!」と決めた方もいました。素晴らしいと思います👏
私は去年、目標の1つだった、コロナ禍で退会してしまったスポーツクラブに2年ぶりに入会しました。運動習慣がなくなった2年間、1日に何人も施術すると仙腸関節が痛くなってしまい、自分で鍼やストレッチをしたり休みのたびに同業の先生に治療してもらっては、また仕事をして痛くなる・・・を繰り返していたのですが、運動を再開してからはほとんど痛まないことに気付きました(特に体幹トレーニングや股関節を支える筋群の筋トレと入念なストレッチが有効なように感じます)。
今も定期的にメンテナンス治療を受けるようにはしていますが、その効果を維持するにはやはり「自発的に動かすこと」が重要だと改めて実感しました。
運動習慣がない患者さんにも、治療タームが終わって養生タームに入った方には、気功やピラティスなどをおすすめしていますね。実際に始められた方は皆さん「こんなところ動かしたことないって感じです」「関節ってこんなに動くんだってびっくりします」といった感想を話されます。
そしてしばらく通っているうちに、予定などで何度か休んでしまって久しぶりに行った時に、「動かさないといかに固まってしまうか」を実感されます。
一度その「こんなに動くんだ」「動かさないと固まるんだ」という感覚を体感すると、「受け身の治療だけでは限界がある」という私の説明もじわじわと理解いただけるようです。
全身は膜レベルで繋がっていますので、動かせていない部分を放置して辛い部分だけ治療をしても(それが内臓症状であっても)、元に戻るのが早いです。そのため施術の中で「主要な関節を可動域いっぱいに動かす」ことがよくあります。私の中では「サビ落とし」のような感覚です。この時、普段自分で動かせている方はサビがほとんどないのですぐに終わり、残りの時間でより深い部分にアプローチしていけます。逆に普段動かしていない方はサビ落としに時間がかかってしまい、何度治療を重ねても、治療の歩みが遅くなってしまいます。しつこく運動をすすめる理由の1つはこれです。
このような話は、いくら言葉で説明して頭で理解しても、体感として理解しないと意味がありません。ですので、運動習慣がない方は、今年は何か興味のあることやきっかけを探すのを目標にするところから始めてみていただけたらなと思います(いきなりハードなことをする時は事前にご相談くださいね💦)。
こういう話をすると「運動とか、続かないんですよね・・・」と言う方も多いです。次回はそれについて書きたいと思います(多分😅)。