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お会いしたことはなくても尊敬する治療家の方はたくさんいます。その1人、六本木にある川井鍼灸院の「川井健董先生」は、鍼灸マッサージの資格を取ろうと学校選びをしていた頃にテレビで見て知り、その雰囲気に畏怖の念を感じた記憶があります。当時はたまたまテレビで目にしたり書籍で知ることしかできなかったのですが、今はネットのおかげで、先生が日々発信する情報を見られるようになりました。そして改めて、私が理想とする鍼灸師像だと感じています。
私は凡人なので、こういった先生方のようになれないことは分かります。それでも日々、自分なりに治療で迷い、経営に迷う時、「あれほど名人の先生だって苦労してやっているんだ」と知れることが、大きな力になっています。普段「安易に美容鍼ブームに流されないぞ」という気持ちでやっているのですが、メディアで取り上げられて光を浴びているのを見るとつい「意固地になりすぎているのかな」と思ってしまったりもします。そんな時に、先生の投稿を見て「ああそうだ、私は、病気や不調で辛い人のためにこの仕事を選んでいるんだ」と励まされます。
鍼灸学校を選ぶ際に、有名な先生の出身校を調べると東洋鍼灸専門学校ばかりだった(あくまで当時私が知れた範囲でですが)ことが、この学校を選ぶ決め手になったのですが、川井先生もその1人だったなと思い出します。