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自分に鍼をしない日

鍼灸師なのに鍼を受けるのはあまり好きにはなれない私ですが(皮膚を破る刺激に弱い)、自分で自分に鍼やお灸をしなかった日があるかな?と振り返ると、思い浮かびません。疲れて寝てしまった時など、10日に1回くらいでしょうか。

自分に鍼をする目的

自分に鍼やお灸をするのは、新製品のお試しや練習目的のこともありますが、やはり一番は自己治療のためです。元々、首や消化器などが弱いので、ある程度自分で解消できるのは、鍼灸師になってよかったと思える点の1つです(でも治療は人から受けた方が絶対的に効果があります。理由は長くなるのでまた別の機会に・・・)。

特に首は、寝不足・パソコン作業・無理な姿勢ですぐに詰まってきます。そうなると首の筋肉の奥を狙って、骨膜に当たるまで・・・場所によっては3センチ近く刺したりします。鍼先で骨をコツコツと刺激しながら「くぅーーー」っとなっている姿は、はたから見たらかなり怪しいだろうなと思います(患者さんにそこまでやることは滅多にありません)。症状がひどい時は、先日書いたパルスもかけます。

パソコン作業が多くて脳・頭が興奮している感じがあるときは、頭皮に鍼をします。20分くらい置いてから抜鍼すると、なんとも言えないスッキリ感です。鍼を抜き忘れてそのまま帰宅してしまい、電車でふと違和感を感じて頭を触って「!」となることはよくあります・・・。

※実際は髪に隠れているので見えませんが

夜は、腹部にある手術痕に、皮下の癒着を剥がすように鍼をして、台座灸を乗せて、内臓がぐるぐる鳴るのを感じながら就寝準備に入るのが日課です。あまりにお腹が「虚」の状態の時は、気を集めるように鍼をすることもあります。これらの鍼は、上記の筋・筋膜などとは違う層へのアプローチで、色々な層にアプローチできるのも鍼灸の魅力です。
この後に、ピラティスのショルダーブリッジ(右の絵の感じ)、内臓矯正、頭蓋調整をやって内臓の位置を整えたりします。腰椎の可動域、お腹の硬さ、頭の形って日々違うんだな・・・と気付きます。これをするようになってから長年の便秘はほとんど解消され、患者さんのお腹の状態も以前より把握できるようになりました。

そういった感じで、鍼は日常の中に普通に取り込まれています。自分の体で試して「これは!」と実感できたものを治療に取り入れることも多く、人から教わるのが難しい感覚的なものはほとんどそうかもしれません。

手技より鍼を使う理由

自分で刺す時でさえ「はぁ、痛くありませんように」と思いながらやっているくらいで、やはり鍼が好きかと言われると黙ってしまうのですが。鍼なら1分程度で解消するようなコリを、指圧やマッサージで同じように解消しようとすると、8分以上かかりますし、時間が経ってじんわり戻ってくるまでが鍼よりも早いのです。

それくらい、鍼は効果が高く変化が早いので、手放せません。慣れないキャンプに行って、夜寝る前にテントの中で首にこっそり鍼をしているのが見つかり、友人たちをザワつかせたこともありました・・・。

自分に鍼をする鍼灸師

思い返せば、今まで働きながら学ばせていただいた鍼灸の先生方は、いつも休憩中やCLOSE後に自分で自分に鍼をしていました。先日書いた有名な川井先生も、ご自身の首に鍼を刺している画像をFacebookで時々アップされています(真似しようとして痛めて終わる)。

鍼灸院選びでは、普段から自分に鍼をしている人かどうか?というのも1つのポイントになるかもしれません。何十年とやっていてそういうところを超越している治療家の方もいるのかもしれませんが、それは例外として、私が鍼を受けるなら、日頃から自分に鍼をしている人にお願いしたいものです。

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