昨日は30℃を超える暑さなのに、今日の最低気温は19℃でした。
こうして気温差が激しくなると、自律神経の乱れによる不調が増えるので、「予約が増えるかも」と予測したりします。
気温差が大きい時期の訴えとして多いのは、
- 偏頭痛が頻発
- 寝つきが悪くなる
- 日中やたら眠い
- 胃がすっきりしない
- お腹が下る/張る
- 腰や膝が重だるい
- 肩が張る
- 呼吸が浅くなる
このような体調の変化を自分で予測できて、対処方法を見つけていけると楽ですよね。
体調変化を予測する1つの目安が、タイトルのとおり、「気温差8℃」です。
- 1日の中での気温差(最高気温-最低気温)
- 前日と今日の気温差(前日の最高気温-今日の最低気温、前日の最低気温―今日の最高気温)
に注目してみてください。8℃というのは文献などの根拠があるわけではなく、私が治療をしてきた上での感覚ですので、6℃の差で不調が出る方もいれば10℃の差でも平気な方もいます。
自律神経は、呼吸、発汗、消化、睡眠など、意識せずに行われる活動をコントロールして、体の状態を一定に保つ働きをしています。気温差が激しいと、機械のスイッチのオンオフを頻繁に繰り返しているような状態ですので、これらの活動が乱れやすくなり、弱いところに不調が出てきます。
院内でもおすすめ中の養生本
乱れがちな自律神経を整えるのは、日頃の小さな積み重ねが大切です。いきなり慣れないことを毎日やっても続きませんので、気軽にやってみようかなーと思える養生法が満載の本を2冊ご紹介です。どちらも購入直後の2019年に紹介しましたが、来院された患者さんが手に取ると、興味を持って後で本屋さんで購入する方が多いです。健康志向の友達へのプレゼントにもよさそうです。
自律神経乱れがちな女の子に猫の先生が養生指導する可愛いマンガです。季節の養生を楽しく分かりやすく知ることができます。
こちらは文字多めですが、1~12月の季節順に、1つのテーマが見開き1ページにまとまっているので、毎日1つずつ読んだり、気になる症状を目次で探して読むこともできます。
養生は時間とお金の節約にもなります
自分なりのタイミングを調整しながら治療を受けるのも、広い視点で見れば養生の一つです。
「辛い時は少し間隔を詰めて通い、余裕がある時はなるべくセルフケア優先にして治療間隔をあけられるようになる。」
そういった調整が自分でできるようになると、時間もお金も有効に使えます。私は基本的には、施術のゴールをそこに見据えています。