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オステオパシー勉強会(2022-3月 第1週)

昨日の勉強会テーマは腎臓と心臓。

腎・心は両方とも少陰経。腎臓も心臓も発生学的にはどちらも中胚葉由来(内臓だから内胚葉由来かと思いきや)。普通に生活していると関連性を感じることはないですが、西洋医学でも心血管疾患と慢性腎臓病の関係性が言われている通り、血液循環に重要なペアです。

全身を巡ったのち腎臓で濾過されたきれいな血液を、心臓に戻す流れを促進する練習でした。ここが滞留すると、きれいな血液がバランス良く循環している状態が崩れるので、下肢がむくんだり、だるくなりやすかったりします。

先生のデモを見ながら「腎臓と心臓を繋げるって・・・?」という感じでしたが、体感してみると分かりました。静脈が横隔膜を貫く大静脈孔の動きを良くすることがポイントで、四肢の微妙な角度、血管にコンタクトできているか、繰り返し練習しました。また下肢から腹膜、骨盤内臓に上行性にコンタクトする方法も教えていただき、不思議感覚の一夜でした。

今回も勉強会前に先生の施術を受けながら、常々疑問だった「(私が時々和訳している)NKTに出てくる、筋肉のunderactive→activate、overactive→releaseのような概念はオステオパシーにあるのか」を聞いてみました。先生は筋肉そのもの(特に四肢)を治療対象にすることはほとんどないので気にしていないとのことでした。
また私が別のところで受けている治療では、検査以外で体に触れることはほとんどないのにも関わらず、気になっていた場所の痛み詰まりが取れていきます。改めて「治療に正解はない」ことを実感し、何を判断軸・アプローチ対象に選ぶかは自由で、それがこの仕事の面白さと難しさだな・・・と思いながら気づいたら寝ていました。