久しぶりに治療についての投稿になってしまいました。
新型コロナが騒がれ始めてから1年が経ちましたね。緊急事態宣言も延長されました。
これまでも時々書いてきましたが、来院される方の心身に、影響が出ているのを感じます。
この1年で気になるポイントは、
- 日々のマスク着用:呼吸筋の疲労、表情筋の筋力低下
- リモートワーク:運動不足、姿勢不良、孤独感、平日もずっと家族と過ごすことでのストレス
- 人が集まる趣味活動や会食の自粛:コミュニケーション不足によるストレス
- 感染に対する不安感
- 過剰な消毒:皮膚バリア機能低下
- 日々の報道:不安感、不信感
- 収入低下:不安感、メンテナンス機会の減少
- 仕事量の増加:イライラ感
といったところです。
この半年で増えたと感じる訴えは、
- 睡眠が良くない(寝つけない、起きてしまう)
- 胃が重い
- なんだかスッキリしない
といったものです。自覚がない方もいますが、顎関節の緊張(食いしばり)や、関節などに気が停滞してしまっている方も目立ちます。
これらほとんどの場合が、上に挙げた自粛生活による影響を受けていると考えています。
コロナ自粛生活での不調に対して、当院でできること
- 横隔膜の疲労を取り胸部を緩め、呼吸を深くし、酸素の巡りと内臓の自動力を取り戻す
- 頭蓋の緊張を緩めて、リラックス度を高める
- 股関節、骨盤底筋にアプローチして腹部を緩め、内臓の自動力を取り戻す
- 軽い関節運動やストレッチを入れることで、気の滞りを取り除く
これらを軸に、その方の状態に合わせた対応をしていきます。
結果として、睡眠の質を上げ、内臓の機能(呼吸、消化機能)を向上し、停滞している気分をスッキリさせていきます。
根本原因は「コロナ禍という状況」ですので、大きく言えば対症療法になりますが、スッキリした気持ちになるだけでも日々の生活の質が良くなります。
やたらとイライラする、モヤモヤする、スッキリしない…という方には是非、来院していただきたいと思います。
大人だけでなく、お子さんの調子が悪い時も是非ご来院ください。
今後の展望
治療で体がスッキリしたことで、普段運動していない方が「自分でも何か運動してみようかな」と思えるところまでいけたら大成功だと感じます。そういった方のために、自分で体を動かしてもらうメニューを考えています。
また、美容メニューは私があまりにも興味がないためやっていないのですが、マスク生活はかなり顔を弛ませることを実感しています。マスクを外せるようになる将来(何年後でしょう?)に備えて、オプション的に入れていくことも検討していきます。
柔軟に変化していくこと
1年も経つと、日々少しでも運動する時間を作ったり、デスクワーク環境を整えたり、ニュースを見過ぎないようにしたりと工夫されている方も多く、そういう方はどんよりした感じが少ないですね。「いつになったら元通りになるんだろう・・・」と立ち止まっているより、変化に柔軟に対応していく姿勢を持つことも大切だなと感じます。心身をスッキリさせることで、そのお手伝いができればと思っています。