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むち打ち症例(和訳)

今日もNKTの和訳をしてみます。

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過去10年間で4回追突されたという新患。彼女は頭痛・手のピリピリ感・わずかな目眩があるという。私は多くのむち打ち症例を診てきたが、ほぼ全ての場合、首の屈筋群が神経学的に不活発になっている。首の伸筋群が過緊張状態で痛みがあるのでリリースする必要があるのだが、屈筋に注意を払って行わないと害がある。

なぜ首の伸筋がそれほど張ってしまうのか。

それは、首の伸筋群だけが12ポンド(5.4kg!)もの頭部を支えているからである。屈筋を活性化せずに伸筋をリリースすると、脳が混乱して、安定させるために伸筋をより緊張させてしまう。そのため、私は屈筋を活性化してから伸筋をリリースした。それから彼女に、伸筋に力をいれずに行う伸筋のリリース方法・屈筋の活性方法を指導した。簡単なので効果的である。

メモ

  • engage + 筋肉名って何て訳すんだろう…と思ったら、ヨガやエクササイズの世界では「ぎゅーっと引き締める」という意味だそうです(参考サイト)。
  • 首が辛いからといって、硬いところにだけ揉んだり鍼するのでは不十分な理由の1つが分かりやすく示されていました。