練馬駅・豊島園駅|11:00~19:00|定休:月木|予約制

子供も疲れていますね…

偶然ですが、今週は火・水・木と、小学5年生の子の予約が3件続きました。夏休みの疲れをとって、新学期に向けて元気になってもらえたら嬉しいです。

子供も疲れています

もう驚きはなくなってきましたが、小学生以下のお子さんでも、首肩こり、腰やお腹の硬さ、内臓疲労感、感情の鬱滞は、立派な大人並みです。大人の半分くらいの、小さな小さな筋肉・内臓・頭蓋を緩めながら、「こんな小さな体で・・・」としみじみしてしまいます。

この夏、多くの患者さんに共通して見られるのは、肝臓の疲れです。子供も同じです。おそらく、暑さのせいだと思っています。以前ちらっと書きましたが、生理学的には、暑さに対応する体温調節は、脳が中枢となり指令を出し、実際に頑張るのは肝臓を中心とした内臓です。疲れた肝臓は、ひんやりしていたり、ぎゅっと小さくなっているのを感じます。それを手技や鍼灸でゆっくり矯正していくのですが、暑くなる前に比べると、変化が出にくくなっています。

肝臓が疲れて、脳も疲れていると、頭蓋骨〜背骨の協調した動きが悪くなり、頭が重くなり、姿勢が悪くなったり、首肩こりが出ます。

それでも、子供の治療は鍼を刺さなくてもどんどん変化するので・・・下はInstagramにも上げた観葉植物の画像ですが、眺めていると、上に伸びていく上方の柔らかな葉は子供。下の、安定した硬くて分厚い葉は大人だなー。と、またしみじみしてしまいます。大人の患者さんと同じ刺激や意識の使い方ではダメなのだと改めて気付かされます。

アイスを食べたらお灸をしてね

お腹や腰が冷えている子のお母さんには、アイスを食べた日などは、自宅でお灸をしてくださいとお伝えしています(難しい時は米ぬかカイロ)。もちろんそれ以外の日でもいいのですが、アイス→お灸とセットにしておけば思い出してもらえるかなと思います。子供の頃のうちから「アイスみたいな冷たいものを食べた後は、あっためた方がいいんだな」というのが記憶に根付けば、大人になっても無茶な飲食はしなくなるかなと思いますが、それは期待しすぎでしょうか。

ツボをお伝えするときは、分かりにくい場所は印をつけることもありますが、なるべく実際にお母さんの手で、凹んだり冷えたり固かったりする場所を触って、把握してもらうようにしています。お母さんが子供と向き合って「どこが凹んでいるかな」「ここだね」と探ることそのものがケアになるからです。

治療前後のお子さんの様子を見て「あ、お腹の感じが見ただけでも最初と違う。張ってたのが取れてる。」と気付いてくださる方もいて、そうなんですよー分かりますか!と嬉しかったです。

内臓矯正などのテクニックを考案されたの先生の書籍のタイトルになっている「なぜ母親は、子どもにとって最高の治療家になれるのか?」は、治療の本質だと思っています(院内にあるので是非読んでみてくださーい)。

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