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気功練習会 2019年5月

  • 2019年5月31日
  • 2021年2月10日
  • 勉強会

1か月半ぶりの気功練習会をしました。

前半は、座位で行う気功シリーズを一通り教わりました。私もこの中の一つの気功を、必要な患者さんにオススメしています。私は人に教えるのが苦手なので、申し訳ないのですがDVDブックを買うようにお願いしています。そのうち、ちゃんと伝えられるようにしておきます・・・。

気功を始めたきっかけ

唐突ですが。私は元々頸椎が悪く、この仕事を始めてからさらに悪くした時に、手足の指先がじわじわ痺れるようになりました。頸椎の重要性・症状の辛さは仕事上数えきれないほど目にして学んできたので、自分がいざそうなった時は「もうこの仕事できないかも」と泣きたい気持ちで病院でMRIを撮ってもらいました。が、「問題ないです。首を鍛えてください。」と1,2分の診察で帰されました。私としては現代医学的に問題ないということさえ分かれば良かったのでいいのですが(つまりそれは鍼灸等の出番を意味するので)、何かしらの治療を期待している普通の人だったら絶望するだろうなと思います。

しばらく自分で首に鍼をしましたが、自分の治療は限界があり、なかなか解消まではいかずに悶々としていました。その時に、鍼灸師の先輩に、この気功を伝承している気功家の先生を教えてもらったのです。参加できそうな講習会までは日があったので、本を買ってやってみると、3日ほどで首が楽になり、痺れも気にならなくなっていました。そこからこの先生の気功を学ぶようになりました。今でも背骨の動きが悪くなった時にやっています。背骨が整うだけでなく、頭の中でぐるぐるしている思考が止まって、宇宙と繋がっている感覚(←怪しい・・・)になります。

練習後半は鍼を使って

話を戻して、練習の後半は、私のリクエストで、鍼をしている時も相手と気で繋がることができているかを確認してもらいました。そのために、刺さない鍼(てい鍼)を使って確認してもらったのですが、沢山の気付きをもらいました。

まず、ごく基本的な姿勢で、患者役の友人のツボにてい鍼をあてるところを見てもらいました。先生に「もう少し相手の丹田に気を繋げて・・・」などと言われるので意識で操作しているうちに、友人がむせ始めて「も、もう無理ー!」と逃げてしまいました。てい鍼(知らない人が見たらただの金属の棒)を服の上から数分あてていただけです。私としても、「え?なんで?」という感じです。気に敏感な友人や先生からすると、すごい勢いで気が来るそうで、「満タンになってもういらないーって感じ・・・」とのことでした。私は気に対する感覚が二人ほど発達していないため、調節する加減が分からず、練習ということもあって「これでもか」と入れてしまっていました。その後、気功の練習に戻ったりしながら、この感覚をそのまま鍼でやって・・・と練習させてもらっていたら、「この微妙な感覚でいいのかー」と掴めてきました。その感覚で言えば、相手の体から10センチくらい手前のところで既に気で繋がっていました(距離は相手によって変わりますが)。その、触れずに繋がっている状態から、意識を強く入れないように触れていけば大丈夫でした。

鍼の材質や太さ、体にあてる時の角度もかなり影響するようで、てい鍼での治療を色々学んできた友人には「銅の細いので十分だと思う」と言われました。気功練習はいつも、治療院での練習ではないので、刺す鍼よりは安全かと思っててい鍼を使ったのですが、気の操作は刺す鍼よりもコントロールが難しいようです。

やはり鍼も奥が深すぎて、気が遠くなりますが、今回のことでやっと「鍼で気を操作する感覚」をつかむための、第一扉を少し開けられたような気がします。

自分の体を守るために

施術中に相手の気を受けないようにするためのポイントも、いくつか教わりました。1番目に「気を入れようとしない」というのがあって、「いや私、虚の所には思いっきり入れようとしてますけど・・・」となりました。「自分の気」を入れないというのは意識していましたが、「天の気」みたいなものをイメージしていました。それもどうやら、よほど自分の体が鍛えたり整えていない限り、やらない方がいいようです・・・チーン。

他にもたくさん気付けたことがあるのですが、長くなったのでこれくらいにします。完全に自分の整理のための投稿になってしまいましてすみません。