前回の投稿でお知らせした健康教室に参加してきました。
久しぶりにのびのびと気を動かすことができて、とても気持ち良かったです。
今回のテーマは「体のクセが変われば、心が変わる」とのことで、いろいろな動きがありましたが、私としては特に「自分も相手も水だとイメージして動く」という練習が、新しい感覚としてインプットされた感じがありました。推手と言ってペアで練習する動きでは、特にそれを体感できました。
人間はほとんどの場合、意識に上っていない意識(無意識)で体を動かしています。それにまず気付くこと、気付いたらその意識をOFFにすることを繰り返し練習すると、無駄な力み・緊張を解いていくことができます。と、言葉にするのは簡単ですが、実際はとても難しいので、先生と組みながら教えてもらいました。
水になりきれていない部分(私は特に右の肩関節)があると、そこで気が止まってしまう感じがあります。うまくできていると、体格差のある男性の先生を、筋力的な力を全く使わずに弾き飛ばすように動かすことができました。動かされてみると分かるのですが、ドンッとぶつかって突き飛ばされた時のような嫌な感じがないのも特徴的です。
治療でも、「施術する側として、いかに脱力できているか」「患者さんの無意識の力みを、いかに気付いてもらい脱力してもらうか」は大切なポイントです。今回の水の感覚で相手に接触するイメージはとても分かりやすく、当日の治療からすぐに取り入れることができています。
今回一緒に参加した同業の友人は、高齢者への在宅訪問マッサージを行なっているのですが、「高齢の方って、関節動かすのも思った以上にすごい抵抗があったりするんだけど、力で向かっちゃだめなんだよね、今日教わったこと役に立ちそう」と言っていて、実際にこの数日で仕事の動きで取り入れているとのことです。
普段、患者さんたちにオススメしている気功の動きも、先生の誘導で一緒にやりました。自分でやってみるけど合っているか分からない・・・(なので続かない)とおっしゃる方が多いので、是非1度でいいので参加していただきたいなと思います。
次回以降も、決定次第お知らせいたします。