木曜日を竹田が担当して1年以上が経ちました。
ご予約いただいている皆様、ありがとうございます。
練習会等で、日々の気付きや変化など聴いた内容を、対話形式でまとめました。
木曜日を担当してもらうようになって1年くらい経ちましたが、どうですか。
うちでのことだけじゃなく、もう一つの職場でも、学んだこととか変化とか疑問とか、なんでも。
(※竹田は当院で働く以前から、週4~5日、別の治療院で勤務しています)
まずここでの練習会で教わった、各関節などのチェックポイントは、できるだけ皆さんにチェックするようにしています。内臓系の症状などの方には、脈のチェックも継続的にしてみています。
ビフォーアフターを、患者さんの感想だけでなく自分の感覚で把握し続けるのが大事ですね。最初の頃って、手順通り施術するだけで精一杯になりがちなので。
脈に関しては、私は学校を卒業して以降はしっかり学ぶ機会がないままきたけど、脈を診られるに越したことはないし、私と違うこともできるようになって欲しいのもあって。是非続けてください。
はい、それで今年は、特に脈と足関節に注目してやってみようと思って、足関節は解剖学を見直したり、模型を見てイメージしたりもしています。
頭蓋の診方はこちらで初めて教わって、まだ細かいことはわからないですけど、本当に頭蓋の状態って、人や体調で全然違うんですね、びっくりしました。頭蓋仙骨療法の本を買って勉強しています。
いいですね。私も10年間くらいは、チェックポイントを学んでは全患者さんでチェック、の繰り返しでした。変化を掴めるようになったら、また次のチェックポイントを追加して・・・って。だからいつまで経っても治療時間が短くならないんですよね。手際が良くなって時間が余ったら、じゃああっちも見ておこう、ってなるから。
やっぱりそうですよね!
最初はそれで当然だと思います。触れて得た情報から、「こういう症状の人はこういう感じなんだ」っていうのを、自分の記憶のデータベースに蓄積させていく感じですね。私はやっと大体見るポイントが定まってきたけど、今でもどこかで新しい診方を学んだら、一旦全患者さんで見てみるし。
私はまだまだ、施術時間が足りないです。
でも、この仕事を始めて最初の2年は、とにかく「いかに患者さんに不安を与えず、時間内に、無事に終えるか」で精一杯だったんですけど。去年くらいからやっと、そうやって身体全体の状態を見たり、施術自体にエネルギーを配れるようになってきました。
今はもっと見える範囲、気付けるところを広げたいです。3しか見えなかったのを、10見えるようになる、みたいな。限られた時間内でいろいろ試しています。
本当にその繰り返しですね。一見全く同じ施術をしていても、ベテランの先生方は見えているものが違うんですよね。だから効果も全然変わってくる。学びに終わりはないです。
でも、自分で成長を感じられていて、試行錯誤もできているようで良かったです。どうしても週1回・平日の担当だと、たくさん施術に入る機会を作るのが難しくて、ずっとそこが申し訳なく思っているので。
いえ、もう1つの治療院はベッドが複数台あって、スタッフが何人もいて、訪問治療をやって院内治療に戻ってきて、電話対応もあったりバタバタ忙しい分、ちょっと落ち着かない環境なんですけど。こちらでは予約制で落ち着いて1対1でじっくり向き合える環境なので、私の中ではバランスが取れています。両方経験できてありがたいです。空き時間も、養生インフォを作ったりして勉強になるので。
こちらで先生に、「今やっていることのエネルギーは、治療院の範囲を超えて広がっていく」って言われて、そういう意識でやっているせいか、もう一つの治療院の方でリピート指名してくださる方が増えてるんです。こっちにまだ還元できてなくて申し訳ないんですけど。あと最近は差し入れをいただくことが多くなりました(笑)
いいですね、やっぱり、ちゃんと変化を見ているのは、患者さんにも伝わるんだと思います。施術する時の気功的な身体の使い方も伝えたけど、それって鍼灸師みんながみんな使っているものじゃないから、何か違うなって感じてもらえてるんじゃないですかね。
うちでの予約がコンスタントに埋まるまで時間はかかると思うけど、引き続き腐らずにやってください。腐りかけてきたら早めに教えてください(笑)
施術のほうはどうですか。
最近気になっているのは、施術が終わって「すごくスッキリしました」って言われた時ほど、次に来た時に「後でしんどくなった」と言われることがあるんですよね・・・。
それはこの仕事をしていたら永遠のテーマですね。同じ人に、普段と同じように施術をしたのに、後で辛くなったと言われたりとか。
(その他、後から辛くなってしまったエピソード等を伝えています)
とりあえず、人間の身体はホメオスタシスの働きで、変化が大きいほど、戻ろうとする作用も強くなるっていうのは頭にとめておいて。あとは、うちでの治療って、変化が出るまでタイムラグがあるから特に難しいと思います。
そのためにも前後のチェックは欠かさないようにして、精度を上げて、経験を重ねていくしかないのかも。私も模索中です。終わった直後の感想に一喜一憂しなくなってきますね。
「変化が大きいほど、戻ろうとする作用も強くなる」。メモしました。
あと、「この患者さんの症状の原因ってメンタルだな」って思うことがあって。心にアプローチできないと改善が難しいんじゃないかなって感じるような・・・。
あー私も3,4年目の頃に同じこと思ってました。みんな1回は通るのかな。特に私たちが行っていた学校(東洋鍼灸)だと、心と身体は繋がっているっていうのは大前提ですからね。
心のアプローチをしっかり学ぼうかと考えて、通信大学の心理学部とか、カウンセリングの資格とか調べたりしたなぁ。かなり時間もお金もかかるし、冷静になったら「あれ、私、心理学を学びたいわけじゃないよな」ってなりましたけど。なんかやたら「心も変えないと」ってなる時期、あるんですよね。
私も色々調べてみたのですが、どこまで踏み込めばいいのかと考えていたところです。
私は「身体を整えると、心も整ってくる」っていうのが自分の経験で腑に落ちてからは、身体のことだけに集中できるようになりましたね。そこからは、心のことはノータッチ、と私は決めています。
ほえぇー・・・。
「身体が整ったら、心も整う」くらいのレベルの人が、私たちが無理なく対応できる範囲なのかなと思っています。そうじゃないケースは、鍼灸師の立場で対応しようとするものではないのかもって。
(色々な実際のエピソードも話しています)
まあ、実際に経験してみないと、話だけだと分かりにくいよね。
私たちって元々、身体の変化とか見るのが好きでこの道に入ったじゃないですか。心のことやりたくて選んだわけじゃないよね?
はい、それは間違いなくそうです。
私も当時は本屋とか図書館で心理系の棚に行ったりしたけど、全然手が伸びなくて。解剖とか治療の本の所にはずっといられるのに。
はい、何をどこまで学んだらいいのかも分からないです。
私たちが一番興味があって学んできたのは「身体」だから、そこにアプローチしていけば、心は勝手に変化するってスタンスでいいと思います。
フロイト・ユング・アドラーとか、基本的なアプローチにどんなものがあるかくらいは、知識として知っとくのは大事だと思うし、その上でしっかり勉強したいならそれも道だと思うけど。ちゃんと知るほど、心のアプローチって簡単じゃないって感じる。形がない分、より難しい。身体の不調がある人の場合は特に。知識として広く浅く学びながら、施術は身体のことに集中していいんじゃないかな。
どうでしょう?
色々お聴きして、今はあれこれ手を出すよりも、しっかり身体に向き合えばいいんだなって思えました。
心でいうと、この仕事をして色々な患者さんとお話しするようになって、自分には理解が及ばないような色々な考えや生き方がある、っていうのをすごく感じます。
私はあまり、1つのことを深く考えたりするタイプではなかったので、今は本とか映像作品で、いろんな考え方を知るようにしています。
それってすごい気付きじゃないですかね。心理学を学ぶより大事なことかも。
そういうのを含めて、この1年は「人を知ること」をやってきたなって思います。
素晴らしい(拍手)。
想像以上に、自分なりに課題を見つけて取り組めていることに安心しました。
続く