体の冷えは・・・

少し暖かく感じる日もあれば、窓に結露ができるくらいグンと冷える日もありますね。

この季節に常に心に留めているのは、
「体の冷えは心の冷え」
ということです。

体が冷えると心もどんよりと停滞してくるのは、冷え性の方なら感じたことがあると思います。心が落ち込んでくると、同じ痛みでも余計に辛く感じたりもしますね。日照時間が少ないとうつ病になりやすい、というのは、太陽光線のエネルギー不足はもちろん、気温低下による体温低下も大いに関係していると思います。

18〜22℃くらいの気温の日の体調がちょうど良いとした場合、今の季節はやはり外から何らかの熱を補う必要があると考えています。理想は、自分で熱を産生する体作りですが、すぐには結果が出ないので。

個人的冷え対策

私個人の冷え対策としては、靴下はシルクとウールの最低でも2枚重ね、ヒートテック、ホッカイロ、米ぬかカイロ、お灸、湯たんぽ、入浴剤など駆使しています。電車で汗だくにならないように気を付けつつ・・・。普段練習している気功は、自分で熱を作り出す体作りには最適だと思っています。

治療時の冷え対策

治療では、普段にも増して患者さんへのお灸の利用が多めになり、節電や節約は差し置いて治療院内を温かくし、ご自宅でもお灸や米ぬかカイロの活用をオススメしていて、これら全て根本は「冷え対策」です。温まったことで初めて、冷えていたことに気付くこともあります。

陰陽で考える

冷えについて考える時、鍼灸学生時代に積聚治療のセミナーで先生に、「生きている人」と「死にそうな人」の違いを聞かれたのが印象的です。

生きている人(陽):温かい、柔らかい、よく動く、広がる、呼吸が深い・ゆったり、ピンク色
死にそうな人(陰):冷たい、硬い、動かない、縮む、呼吸が浅い・速い、青色

などが出てきたと思います。答えを書いてしまえば当然なのですが、自分で考えてみたことで、「治療の結果として、どういう状態を目指せばいいか」「老化とはどうなっていくことか」が明確になってハッとする経験でした。この時から、事象を捉える時にはどんな時も陰陽を意識するようになりました。

陰陽はバランスが取れていることが大事ですが、この季節は陽が不足しやすいので、意識的に補うのが大切だと思っています。

体が温まると・・・

体が温まると、縮んでいた体と心がゆったりのびのびして、呼吸が深くなり、優しく穏やかになれたり、五感が研ぎ澄まされる感じがあるかと思います。治療やセルフケアを通じて、そのような感覚を体感していただきたいと思っています。